写真の適正露出?「ハイキー」「ローキー」ってなに?

どうも!
カメラマンのつぅ(@tsuu61)です。
写真やってると「ハイキー」「ローキー」って聞くんだけど、なんのことかよくわからない・・・
「ハイキー」「ローキー」って聞きなれない言葉ですよね。
私も最初、本で読んだ時になんのことかさっぱりわかりませんでした。というか、本を読んでもよくわからなかった・・・笑
補正露出±0←こういうのは見覚えがあると思います。
これに関係しているのが、「ハイキー」「ローキー」です。
今回は、「ハイキー」「ローキー」について詳しくお話して行きたいと思います。
もくじ
ハイキーとは?
ハイキーとは、適正露出よりも明るく撮影することです。
写真全体を明るく仕上げたい時に、意図的に露出オーバーで写真を撮ることを言います。
意図せずに露出オーバーになってしまった状態とは違って意図的に露出補正をプラス1〜3ぐらいまであげて撮ります。
明るくして、背景を白っぽくするとか、とにかく明るい写真がとりたい!って時に使う方法です。
現場確認した時は、これでいいかな?と思っても、家に持ち帰った時に、「ん?なんか暗いかも?」と思った経験があると思います。
そういうのはよくあるので同じ状況で、露出補正を±1±2±3という風に一枚ずつ撮って置くのも一つの手です。
ハイキー写真の特徴
ハイキー写真で撮ると優しくふんわりしたイメージの写真がとれます。
- 優しさ
- ふんわり
- 爽やか
- ゆるさ
- 女性らしさ
- 淡い感じ
ハイキー写真に合う被写体
なんでもかんでも露出オーバーで撮ればいいってもんではありません。
ハイキーで撮るとよりいい雰囲気で撮れる被写体は、
- 女性
- 子供
- お花
です。
見ていてふんわり、ふわふわ〜〜〜ゆるゆる〜〜っていうのがよく伝わる撮影方法です。


ハイキーの写真の撮り方
露出を意図的に上げる
露出をプラス1、プラス2、プラス3 とあげて行きます。
露出を変えながら写真を撮って見る
先ほどもお話しましたが、同じ場面で露出を変えて写真を撮って見るといいです。
一枚ずつ変えて撮って見る
露出補正±0
露出補正+1
露出補正+2
ハイキーな写真のホワイトバランスを変える
ホワイトバランス オート
ホワイトバランス 昼光
ホワイトバランス 白熱灯
逆光でハイキーな写真を撮って見る
逆光のところでハイキーな写真を撮って見るのもいい感じの雰囲気の写真が撮れるようになります。
ハイキーな写真を撮る時の注意点
ハイキーな写真を撮る時は、光の使い方が重要になって来るんですが、最初から白とびさせるような写真を撮ってしまうと、それ以上調整ができなくなってしまうので、白とびさせすぎないのが大事です。
ローキーとは?
ローキーとは、適正露出よりも暗く撮ることです。
露出アンダーで撮ることで、写真をかっこよく表現することができます。
ローキー写真の特徴
ローキーな写真はかっこよくクールな感じの写真を撮ることができます。
- クール
- かっこいい
- 渋い
- 大人な感じ
- 重厚感
ローキーな写真が似合う被写体
ローキーな写真が似合う被写体は、
- 男性
- 機械
- 建物
- 電車
- 暗がりのもの
ローキーな写真の撮り方
ローキーな写真は、露出補正をマイナスにして撮ります。
写真全体を暗くして、写真の中にある光に人の目を誘導させる撮り方です。
どこに目を向けてもらいたいのか?を考えて、周りは暗くして、光が当たるところをスポットライトのように表現することができます。
まとめ
写真の「適正露出」には、一応カメラの中に「これぐらいが適正かな」という目星をつけてくれる機能がありますので、特にいじらなくても、そこまで変な写真が撮れてしまうことはありません。
しかし、写真を撮って行くうちに、「もっと明るくしたい」「もっと暗くしたい」という思いが出てくると思います。
他の人の写真をみて、「これはどんな設定で撮るとこんな写真になるんだろう?」と疑問に思うことができてくると思います。
そういう時に、この「ハイキー」「ローキー」のことを思い出してみてください。
写真には正解はありません。
明るすぎるからダメ、白とびしすぎてるからダメというのもありません。
自分が表現したいことが表現できていれば、それは全部正解なのです。
だから、露出オーバー、露出アンダーを怖がらずに、好きなように写真を表現してみてください。
思いっきりどっちかに振り切ることで、ちょうどいい加減を発見できることもありますよ。
いろんな撮り方にこれからも挑戦して行きましょうねヽ(・∀・)ノ